院長ブログ

清潔すぎるのも問題か!

2018年01月29日│院長│診療日記

清潔すぎるのも問題か! 

 

先日、面白い記事を読みました。 

最近は、腸内細菌が話題になっていて、様々な書籍が出ています。 

ネットでも様々な情報が提供されていますね。 

その中で、「手を洗いすぎてはいけない」の著者である藤田紘一郎先生が書いた記事がありました。この先生は現代の清潔すぎる環境に警鈴をならしている方です。 

 

 

もともと人間は多種の細菌達にまみれながら生活していました。そのおかげで腸内細菌も多様性が維持されていたそうです。それが現在は清潔環境を重視し抗菌グッズや抗生剤を多用することにより、大事な細菌の多様性が失われているそうです。そのため腸内細菌が貧弱となって体調不良や病気の原因となっていると主張されています。 

 

 

藤田先生は、過度の手洗い(毎回石けんでゴシゴシ洗う)や抗菌グッズの使用を止めるように主張されています。確かにあまり清潔に固執することは逆効果かもしれませんね。 

 

 

ただし腸内細菌の問題は、清潔要因だけではなく食事の問題も大きく影響します。特に食物繊維の摂取が非常に重要と言われています(食物繊維が腸内細菌のご飯になるからです)。また腸内細菌については研究が始まったばかりで、どのような状態が理想的なのか、どうすれば良いのかまだまだ分かっていることは僅かです。 

 

 

腸内細菌に関して確実に言えることは、食物繊維や発酵食品をしっかり食べて沢山の便が出るような状態が望ましいという事です。 

この腸内細菌に関しては私も非常に関心を持っていますので、専門の先生の講演を聞いたり著書を読むようにしています。 

またお役に立ちそうな情報があればお伝えしたいと思います。 

ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。 

トマトや果物に肺保護作用あり!

2018年01月12日│院長│診療日記

トマトや果物に肺保護作用あり! 

 

先日、興味深い報告を見つけたのでご報告したいと思います。 

2017年に欧州の有名な医学雑誌に投稿された論文ですが、果物とトマトの摂取が肺機能の低下を遅らせる可能性があるというものです。 

a03_004

 

今回の研究の目的は抗酸化作用のある食べ物が、肺機能にどのような影響を与えるのか10年間かけて調べた貴重な報告です。 

肺機能(はき出せる息の量やスピード)は、30歳以降は誰でも経年的に低下はしてゆきますが、喫煙や粉塵などの影響を受けると加速度的に低下してゆきます。そしてある程度悪化してしまうと、息切れや倦怠感などの症状に繋がってきます。 

 

 

この肺機能の低下を防ぐことができるものがあれば素晴らしいですよね。 

 

今回の研究では、生の果物やトマトの摂取が肺機能の低下を遅らせる作用を持っているという結論でした。特にトマトにその作用が強い様です。 

 

 

どのような機序でそのような効果を出しているのかはまだよく分かりませんが、毎日、果物やトマトを食べてゆく事は肺の健康を維持する上でとても重要なようです(禁煙や粉塵吸入の予防が一番大事なのは言うまでもありませんが)。 

 

 

皆様の健康維持にお役立て頂ければ幸いです。 

 

炭水化物は悪者か?

2018年01月06日│院長│診療日記

炭水化物は悪者か? 

 

年末になり、皆さん美味しい物を沢山食べる時期です。 

年が明けると、太っちゃったーと言われる患者さんが増えます。 

改めてダイエットに励もうと思われている方も多いかと思います。 

 

 

何か良い方法がないかと見渡すと、巷には様々なダイエットの方法が溢れています。ここ最近のトピックはやはり低糖質ダイエットですね。 

そんな低糖質ダイエットを強力に後押しする論文がLancet(超有名で権威ある学術誌)から出されたことを以前にお伝えしました。 

その論文では、炭水化物を沢山食べている人達は、少なく食べている人達と比較して死亡率が低い。と結論されていました。 

また、脂肪摂取が多い人達は、脂肪摂取が少ない人達と比較し死亡率が低い。とも結論しています。 

これを見ると、低糖質ダイエットは非常に良いという結論に思えます。 

 

 

しかし、統計学を専門にしている方が、以下のブログにてその結論に反論しています。 

http://krsk-phs.hatenablog.com/entry/pure_criticism 

この方は、この論文では多くの地域(国)の人達を対象にしているため、様々な背景の人達が入っており、単純に食事内容の比較だけで死亡率を論じることの問題を指摘されています。 

 

 

確かに炭水化物の比率が高いグループは、極端に比率が高く炭水化物以外のカロリー源が摂取できていないことが予想されます。すなわち“炭水化物しか食べられないグループ”ということが分かります。イメージとしてはお米と僅かなおかずしか食べていないということでしょう(昭和以前の日本人の食生活に近いでしょうか)。このグループの死亡率が他のグループと比較して高くても、炭水化物が悪いとは言えないでしょう。 

 

これからも炭水化物に関しての論争は続いてゆくと思います。 

 

 

私の今の考えは、太るほどの高カロリーを炭水化物で摂取してしまうと、血糖値の上昇や脂肪肝をもたらしてしまうと考えています。しかしある程度のカロリーは炭水化物で取らないと、三大栄養素(炭水化物、タンパク質、脂質)のバランスが崩れて別の問題が出てくるのではないか(タンパク質ばかり取っていても動脈硬化が進行するという報告もあります)と思います。 

 

 

これからも、この問題に関しては関心を持って動向に注目してゆきます。 

またお役に立ちそうな情報があればご報告させていただきます。 

ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。 

 

とても綺麗になりました。

2018年01月06日│院長│診療日記

とても綺麗になりました。 

 

今年も無事に仕事を終えて、みんなで大掃除をする事ができました。 

今年もいろいろとあった一年でしたが、無事にここまで来ることができました。 

誠にありがとうございました。 

掃除をしていて昨年と大きく変わったのは加湿器の台数です。 

今年より感染予防のため非常に容量の大きな加湿器を導入しました。 

外待ちに1台導入し、なんだか良さそうなので処置室に2台目を導入しました。 

また1診と2診にも加湿器付きの空気清浄機を入れています。 

昨年と比較し室内の空気が柔らかくなった気がします。 

これで患者さんが来院されたときに心地よく過ごして下さり、感染症の予防になれば良いなと考えています。 

みんなで一生懸命掃除をして、とても綺麗になりました。 

来年も来て下さった方々に気持ちよく過ごして頂けるように頑張ります! 

今年一年誠にありがとうございました。 

Copyright 2013 長野県長野市のわかまつ呼吸器内科クリニック All rights reserved.