院長ブログ

「禁煙が辛い」時は運動が良いらしい。

2018年02月21日│院長│診療日記

「禁煙が辛い」時は運動が良いらしい。 

 

こんにちは、わかまつ呼吸器内科クリニック院長の若松です。 

今回は禁煙と運動についてお伝えしたいと思います。 

 

 

当院は禁煙外来を行っているので、禁煙中の辛い状態をいかに乗り越えるかという課題に何度も遭遇します。私も過去には喫煙していましたので、タバコが吸えない時の落ち着かない気分はよく分かります。何とか我慢しようとしてもイライラは増してゆきます。もしこの状態を上手く乗り越えることができれば、禁煙もだいぶ楽になりますね。 

 

 

今回、ニコチン禁断症状の緩和に運動が良いという論文報告を見つけたのでご報告したいと思います。この報告では禁断症状は運動中に急速に減り、運動後50分まで減少したそうです。特に運動は激しいものではなく軽めのものが良いそうです(論文ではヨガが取り上げられていました)。なぜ運動が禁断症状を緩和するのか明確な理由は分かっていませんが、禁断症状を引き起こす脳の部分に運動の刺激が作用し禁断症状を出にくくするようです 

 

 

禁煙を開始する際に、軽い運動も一緒に取り入れることは凄く良いことだと思います(運動は自宅で実施できるようなとても軽いもので良いと思います)。禁煙すると体の調子が良くなるのを実感しますが、運動も一緒に行っていれば体の変化がより分かりやすくなると思います。禁煙のモチベーションも上がりますよ。 

 

禁煙して運動の習慣も付けば一石二鳥ですね。 

是非お試しになって下さい。 

リキッドバイオプシーって?

2018年02月06日│院長│診療日記

 

リキッドバイオプシーって? 

 

皆さん、リキッドバイオプシーという言葉を聞いたことがありますか? 

簡単に言ってしまうと、血液や尿や唾液といった簡単に採取できる検体からガンを診断してしまうというものです。 

昨年に国立がんセンターが、一滴の血液から13種類ものガンを早期発見させるための技術開発を目指すとニュースになっていましたが、この方法がリキッドバイオプシーという方法です。 

 

 

血液などの体液には、DNA、RNA、タンパク質などの様々な情報が含まれています。体内にガンがあると、ガンから放出された遺伝子情報も体液に混じるようになりますので、それを検出する事ができればガンの診断ができてしまうと言うわけです。 

 

 

しかし、今までも腫瘍マーカーとかあったよね?と思われる方もいるでしょう。 

今までの腫瘍マーカーは、腫瘍が産生する物質を測定するレベルですが、リキッドバイオプシーは遺伝子レベルの測定となります。つまりガン遺伝子を直接測定しているため、その遺伝子が見つかればガンと診断できることになります。そのため、リキット(液体)・バイオプシー(生検)という言葉が与えられているのです。 

 

 

この技術が確立すれば、ガンは血液などを検査するだけで早期に発見できるようになるでしょう。今より早期発見、早期治療が実現するはずです。素晴らしいですね。 

 

 

ただし、まだまだ研究は始まったばかりで、通常の健診に活用できるレベルではありません。すでに商業的に使用されているものもありますが、あくまで健診の補助的なレベルとなっています。 

 

 

今はこのように夢の様な技術がドンドン研究されています。きっと数年後にはもっと実用化され我々の生活をより良く変えてくれるでしょう。 

私もアンテナを高くし、皆様へ提供できる素晴らしいものがないかこれからも探してゆこうと思います。 

ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。 

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