院長ブログ

極端な糖質制限は避けた方が無難

2018年03月26日│院長│診療日記

院長ブログ 

極端な糖質制限は避けた方が無難 

 

糖質制限食については、肯定派と否定派がいろいろな意見を出しており、実際にどちらが正しいのか我々にも分かりにくい話になってきています。 

 

 

そんな中ですが、なかなかショッキングな情報が流れました。 

東北大学大学院農学研究科のグループより、マウスの実験にて糖質制限食を行ったグループで寿命が短くなり老化が30%早かったと報告があったのです。 

 

 

東北大学からは以前にも、日本人に最も適した食事は日本の1970年代の食事だとする報告を出しており、糖質をきちんと摂取した方が良いと考えているのだと思います。 

 

 

私もこの問題には興味を持って情報収集を続けており、基本的には極端な糖質制限には懐疑的な意見を持っています。 

 

 

ほとんど糖質を摂らないような食生活となると、栄養源はタンパク質か脂質になってしまいます。 

 

確かに人体はそれらの栄養素からエネルギーを作り出すことはできますが、代謝の過程で不要物が多く作られてしまいます(痛風の原因となる尿酸もその1つです)。これらの蓄積が老化に結びついている可能性は高そうです。 

 

 

私が糖質制限をお勧めするのはダイエットの時です。やはり体重過多の方は大抵の場合、糖質摂取が過多の事が多いのです。 

 

そこで糖質をある程度制限して頂くと、カロリー制限になり摂取栄養源のバランスも整ってきます。決して糖質が不要というわけではないのでご注意下さい(基本的に朝と昼はご飯をきちんと食べ、夕食時に糖質制限をして頂くように勧めています)。 

 

 

また有用な情報が入りましたらご報告させていただきます。 

最後までお読み頂き誠にありがとうございました。 

タンパク質の摂取について

2018年03月14日│院長│診療日記

こんにちは、わかまつ呼吸器内科クリニック院長の若松です。 

今回はタンパク質の摂取についてご説明したいと思います。 

 

 

糖質制限が流行しタンパク質を沢山摂取しても良いという意見が増えてきています。糖質はなんだか悪者のような立場になっている気がします。 

しかし本当にそうなのでしょうか? 

糖質はエネルギーですから、取り過ぎると蓄積して太ります。また吸収される過程で血糖値を上げます。

 

しかし不足すれば体は血糖値を維持しようとして、体の組織から糖を作り出します(糖新生と言います)。特に脳は糖しかエネルギーとして使用できないため、血糖値を維持することは生命維持の最重要課題になります。蓄えが無い状態では筋肉が分解されてエネルギーになる事もあります。 

 

 

ではタンパク質を栄養源にして沢山取れば良いと考えますね。

しかしここにも問題があります。まず人体が1回の食事で必要とするタンパク質量はほぼ決まっています。それ以上摂取しても筋肉になる訳ではありません(摂取量が少ないと筋肉が減ってしまうので要注意ですが)。

 

余分に摂取したタンパク質もエネルギー源にはなるのですが、活用する過程で肝臓や腎臓に負担をかけます。また尿酸が高くなります。ある一定以上のタンパク質摂取は体に無理をかけることになるのです。 

 

 

結局のところ糖質もタンパク質も、取り過ぎも取らなすぎも問題ということですね。また具体的な摂取量については今後のブログで取り上げたいと思います。 

ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。 

 

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