院長ブログ

100歳を超えている人達は何が違うの?

2018年07月30日│院長│診療日記

 

100歳を超えている人達は何が違うの? 

 

皆さん、センテナリアンという言葉をご存知でしょうか。 

これは「1世紀(センチュリー)を生きた人」という意味で、100歳を超えた人を指しています。 

 

この言葉は、先にNHKスペシャルで放送された番組で知りました。

ご覧になった方もいるのではないでしょうか。100歳を超えても現役で仕事をされる方々が取り上げられていました。

こんな風に元気に年を取れたら良いですよね。 

 

さて、このような凄い方々を見て、どうすればこのように元気に長生きできるのか知りたくなります。 

 

 

まず気になるのは遺伝的要素です。確かに長生きの家系というのはあります。

しかし現在の研究では遺伝的要因は約25%、環境的要因が約75%とされています。

自分で何とかできる要素の方が断然大きいということです。 

 

 

センテナリアンの1つの特徴として、CRPが低いという事が指摘されています。 

 

CRPとは炎症反応を表す数値です。よくわれわれ医師も患者さんの病気を調べるときに利用しています。例えば肺炎の場合は数値がグンと上昇しますので、病気の勢いを測るために利用します。数値が下がれば病気が改善してきたと判断します。 

 

 

今回利用された数値は高感度CRPだと思います。

 

ほんの僅かな変化を検知することができます。

実は高血圧症、高脂血症、糖尿病、肥満などの生活習慣病があると慢性炎症が生じてCRPが上昇することが知られています。

そしてこの高感度CRPが高値の人は動脈硬化が進展しやすい事が報告されています。 

 

センテナリアンはCRPが低いということは、体の中で慢性炎症が生じておらず、動脈硬化が生じにくい状態が維持できているということでしょう。 

 

 

この慢性炎症を抑えることが、元気に長生きする秘訣ということが見えてきました。 

ではセンテナリアンはどんな生活を送っているのでしょうか。 

 

だいぶ長くなってしまったので、ここから先は次回にさせて頂きます。 

ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。 

“最先端”がん治療トラブル

2018年07月21日│院長│診療日記

 

“最先端”がん治療トラブル 

 

このような名前が付いた番組が今年の6月にNHKクローズアップ現代で放送されました。

私も知らなかったのですが、ネットで情報をキャッチして急いで情報を集めてみました。 

 

番組を見ることはできませんでしたが、クローズアップ現代のホームページに詳細が載っていたので内容を確認することができました。 

 

最先端医療と銘打った中身の全く分からない治療に高額な費用を費やし、悲劇的な結果となってしまった方々の経過が載っていました。 

 

このような事が起きた原因としてはいろいろと考えられますが、1つはインターネットの発達により誰でも多量の情報にアクセスできるようになったことが挙げられるでしょう。

残念ながらインターネットの情報は玉石混交で、善意から記載された情報もあれば、言葉巧みに誘導しようという情報もあります。

 

それを我々は自分の責任で取捨選択しなければいけません。

 

特にがん患者さんやその家族は藁にもすがる思いで情報を集めているでしょうから、どうしても冷静な判断が難しいのだと思います。 

 

この番組では、「こんながん治療に注意!」として、 

  1. エビデンス(科学的根拠)が不十分 
  1. 高額 
  1. 標準治療を否定 

 

を挙げていました。なるほどと納得の内容でした。是非一度、ホームページをご覧頂くことをお勧め致します。 

 

 

今回の内容が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。 

 

疲労について

2018年07月09日│院長│診療日記

疲労について

 

最近、いろいろと忙しく疲れたなあと感じる事が多くありました。

健康管理には結構気をつかっているつもりでしたが、なかなか管理は難しいものです。

疲労を感じながら、ふと疲労とは一体何なのだろうと疑問に思い少し調べてみました。

 

幾つかの資料を読んでみたのですが、一言で説明できるようなものではなく、かつまだまだ不明なことも多いようです。

 

1つ言えることは、疲労は身体や脳の活動により発生した老廃物により、脳が機能低下を起こしている状態です。

脳はこの状態は危険のため疲労感を生じさせて休むように促します。この状態で睡眠をとれば老廃物は処理され疲労感は消失します。

 

結局、体を動かして感じる疲労もデスクワークをやって感じる疲労も、脳が生み出している状態と言うことです。脳が全身の状態をチェックし休めと言っているのが疲労感ということなのですね。

 

そして疲労をとってくれるのが睡眠です。良質な睡眠をしっかり取る事が、疲労を脳や体から取り去ってくれます。

 

気をつけないといけないのは、カフェインやサプリメントなどで疲労をごまかして頑張り続けると、身体や脳にダメージを生じ病気を引き起こしてしまいます。

 

日本人は寝ずに頑張るのが美徳のように考えがちですが、きちんと疲労に向き合い睡眠をきちんと取ってコントロールすることこそ、本当の生産性向上だと感じました。

ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。

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