院長ブログ

疲労について

2018年07月09日│院長│診療日記

疲労について

 

最近、いろいろと忙しく疲れたなあと感じる事が多くありました。

健康管理には結構気をつかっているつもりでしたが、なかなか管理は難しいものです。

疲労を感じながら、ふと疲労とは一体何なのだろうと疑問に思い少し調べてみました。

 

幾つかの資料を読んでみたのですが、一言で説明できるようなものではなく、かつまだまだ不明なことも多いようです。

 

1つ言えることは、疲労は身体や脳の活動により発生した老廃物により、脳が機能低下を起こしている状態です。

脳はこの状態は危険のため疲労感を生じさせて休むように促します。この状態で睡眠をとれば老廃物は処理され疲労感は消失します。

 

結局、体を動かして感じる疲労もデスクワークをやって感じる疲労も、脳が生み出している状態と言うことです。脳が全身の状態をチェックし休めと言っているのが疲労感ということなのですね。

 

そして疲労をとってくれるのが睡眠です。良質な睡眠をしっかり取る事が、疲労を脳や体から取り去ってくれます。

 

気をつけないといけないのは、カフェインやサプリメントなどで疲労をごまかして頑張り続けると、身体や脳にダメージを生じ病気を引き起こしてしまいます。

 

日本人は寝ずに頑張るのが美徳のように考えがちですが、きちんと疲労に向き合い睡眠をきちんと取ってコントロールすることこそ、本当の生産性向上だと感じました。

ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。

睡眠はこれからもっと注目されますよ!

2018年06月25日│院長│診療日記

睡眠はこれからもっと注目されますよ! 

 

先日、高校生の方々が睡眠について勉強したいと来院されました。 

 

いろいろな質問に対し、私に分かる範囲ですが説明させて頂きました。 

一生懸命に話を聞いて頂き、とても有意義な時間を過ごすことができました。 

 

話をしながら、今は高校生が睡眠について興味を持つようになったのだと、感慨深いものがありました。 

 

 

少なくとも10年前には睡眠というものはそれほど重要視されていなかったと思います。

逆にできるだけ睡眠時間を減らし頑張る人間が偉いという風潮だったと思います。

 

 

しかし今は睡眠がいかに大事なものか理解されるようになり、睡眠をしっかりとって脳も体もスッキリした状態で日中を過ごす事が推奨されるようになってきました。 

 

 

睡眠は、日中にフル回転していた脳をクールダウンさせ、脳に溜まった老廃物を綺麗にします。

また学んだ事をしっかり記憶として保存するための作業も行っています。

ホルモンなどを作用させ、傷ついた身体のメンテナンスを行い、筋肉をより強力にします。

他にも書き切れないほどの重要な働きを体は睡眠中に行っています。 

しかしこれほど重要な睡眠ですが、まだまだ分からないことだらけです。 

 

 

先日は筑波大学より「眠気」の正体となる物質の一部が同定され、「Nature」という凄い英科学誌に掲載されたそうです。 

これからますます睡眠は注目されてゆくでしょう。 

 

 

是非皆さんも睡眠について興味を持って頂き、良い睡眠をとりながら元気に生活してゆきましょう。

睡眠を扱う医療機関として当院もできるだけ情報を集め皆さんへ紹介してゆきたいと思います。 

 

ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。 

 

健康的な食事ってなんなの?

2018年06月11日│院長│診療日記

健康的な食事ってなんなの? 

 

最近は健康への関心が非常に高いため、いろいろな情報が飛び交っています。 

テレビでもネットでも健康関連の話題をたくさん目にします。 

しかし中には言っていることが他とだいぶ違っていたり、健康のためにこれを買って下さいという商売のものもあります。 

皆さんも何が本当に良いのか疑問に思うことが多いのではないでしょうか。 

実は私もよく分からなくなった一人です。 

 

 

私は医者で人体の事をよく知っている立場ですが、実は人体の生理的な働きや病気については詳しいですが、健康的な食事は何か?という問いに答えられる情報は持っていませんでした。

実は日本の医学は、基本的に病気を治すことに特化しているため、予防に関してはそれほど重点が置かれていなかったのです(最近の医学教育は変わってきているのかもしれませんが)。

 

そのため、改めて自分なりにいろいろと情報を集めて勉強している最中です。 

 

そんな中、面白い書籍に出会いました。 

 

「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」著者:津川友介 

著者はアメリカで働く医師です。

この方が信頼できる研究論文を選び出し導き出した結論が記載されています。

とても読みやすく直ぐに読める本なので皆さんにもお勧めです。 

 

その中の重要な結論を記載しておきます。 

 

本当に健康に良いとされる食品は、

①魚、

②野菜と果物(フルーツジュース、ジャガイモは含まない)、

③黄色い炭水化物(玄米、蕎麦、全粒粉を使った黄色いパンなど、精製されていない炭水化物のこと)、

④オリーブオイル、

⑤ナッツ類の5つとされています。

 

非常にシンプルですね。 

 

あとはバランスと食べる量を考えてゆけば良いわけです。

決して何か高価なものを食べなければいけないわけでも、特別なものを食べる必要もないというわけです。

私もこの本を読んでなんだがホッとしました。さらに日本食の良い部分も取り入れていければ、最高なのではないでしょうか。 

 

だいぶ長くなってしまったので、今回はこの辺で終わりに致します。 

最後までお読み頂き誠にありがとうございました。 

読書から学んでいます。

2018年05月23日│院長│診療日記

読書から学んでいます。 

 

当院はたま〜にですが、読書発表会を行います。

自分が読んだ本について感想を述べてもらいます。 

何でそんな事をするのかと不思議に思われるかと思いますが、

読書から何かを学んでこれからの人生に活かして欲しいと考えています。

当院は若いスタッフが多いのでこのような取り組みも必要と考えています。

みんな一生懸命読んで素敵な感想を話してくれます。 

 

 

私は中学生の頃から結構な読書少年だったと思います。

司馬遼太郎さんの本はどれだけ読んだか分かりません。

「坂の上の雲」「燃えよ剣」「飛ぶが如く」「龍馬がゆく」など何度も読み返しました。

学生の頃は、村上春樹さんが非常に有名になった時なので、

これもご多分に漏れずほとんど読んだと思います。 

 

これらの読書経験が今の自分にどのような影響を及ぼしているのか正確な評価はできませんが、

想像力を養い自己を確立することができたのではないかと思います。

 

人がどう言おうが自分がこう思ったら進んでゆく性格は、

かなり影響を受けている気もします

(司馬遼太郎さんの主人公は、自分の道を信じて歩み続けた人達が多いですよね。かってな妄想ですが・・)。 

 

私もスタッフも、もっともっと読書を通して勉強し成長してゆこうと思います。

どうぞ皆様、今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。 

酒が弱いのは有利?

2018年05月07日│院長│診療日記

酒が弱いのは有利? 

 

最近、とても興味深いニュースがあったのでご報告します。 

理化学研究所などの分析により、日本人はお酒が弱くなるように進化してきたことが分かったそうです。

 

アルコールに弱い体質が何らかの理由で生存に有利に働いたと予想されていますが、なぜあえて弱くなるように進化したのかはまだ不明のようです。

欧米人がアルコールに強いのとは正反対ですね。 

 

 

酒が飲めないと肩身の狭い思いをしてきた方もいらっしゃるかと思いますが、その理由が解明されて飲めないなりの理由がハッキリすると、実はとてもありがたい体質だったという事になるかもしれません。 

 

なんだかとても興味深いお話しですね。 

また続報があればご報告したいと思います。 

 

体の求めるままに行動しては健康を損ねてしまう!

2018年04月23日│院長│診療日記

体の求めるままに行動しては健康を損ねてしまう! 

 

「ストレスで食べて太ってしまった!」 

という事態は多くの方が経験していると思います。 

 

脂質異常症や糖尿病など体重に関連する疾患は多くあり、体重管理がとても大切な事は皆さんご存知です。 

それでも食べてしまうのは、強力に誘導する力がかかっているからです。 

 

その1つがホルモンにある事が報告されていました。 

ホルモンというのは、血液などを介して体中を回り様々な部位に影響を与える物質です。有名なものにインスリンがありますね。 

どうやら夜には、空腹を感じさせるホルモンが増え、満腹を感じさせるホルモンが減るそうです。そして日中のストレスによってこの傾向は強まるそうです。 

困った話ですね。 

 

なぜこのような事が起きるのでしょう。ここからは私の想像ですが、大昔の人類にとってストレスとは飢餓に直接結びつく状態だったのでしょう。そのためストレスが生じたときはできるだけ体内へ栄養を蓄え、長期間のストレス状態に備えたのではないかと思います。しかし現在の日本人はストレスと栄養状態は全く別の次元になっています。ストレスを感じても食べるものは潤沢にあります。 

 

このような状態において体の求めるまま食べてしまっては、逆に体を壊してしまいます。状況を理性で把握して対応するしかないのでしょうね。 

 

有効な対策の1つとしては、高カロリーで直ぐに食べられるようなものを家に置かない事が挙げられるでしょう。目の前に美味しそうな物があれば我慢するのは厳しいですよね。 

 

皆さんもストレスと食事に何とか折り合いを付けて健康を守ってゆきましょう! 

 

治療1回5000万円!?

2018年04月18日│院長│診療日記

治療1回5000万円!? 

 

先日、衝撃的な記事を読みました。 

なんと、1回の治療に5000万円かかる治療が出てきたというのです。 

 

 

血液の中の細胞の1つであるT細胞を取り出してきて、癌細胞を認識できるようにして再び体内へ戻す治療です。 

体に戻されたT細胞は、癌細胞を見つけては攻撃してくれます。 

 

この治療はB細胞性急性リンパ芽球性白血病や大細胞型B細胞リンパ腫に有効性が認められたそうです。 

いよいよ全く新しい医療の時代が始まったと実感させるニュースでした。 

 

しかしそうは言ってもとんでもない費用です。 

今までの我々が慣れ親しんできた化学合成された薬ではなく、細胞やウイルスを操作して行う全く新しい治療であり、そのノウハウの確立や製造には今までの常識を越えたコストがかかるのでしょう。 

 

 

これはアメリカの話ですので日本でこの治療が受けられるわけではありません。 

(くれぐれも現在の日本で自費診療として行われているよく分からない免疫療法と一緒にしないで下さいね) 

 

 

日本でも、肝炎や癌の治療薬が非常に高額であり、これを全て保険診療で賄ったら国が潰れてしまうという議論が起こった事は記憶に新しいところです。 

今までの日本は、皆保険のおかげで誰でも世界最先端の治療を受けることができました。しかもこれからますます医療は進歩し、検査や治療費は高騰してゆくでしょう。移植治療がもっと発展してくると、億を超える治療費となるのは間違いありません。 

 

 

これからは受けられる検査・治療に制限がかかり、それ以上の医療を受けたい人は自分で費用負担する時代になるのでしょう。 

いろいろと考えさせられるニュースだったので報告させていただきました。 

 

極端な糖質制限は避けた方が無難

2018年03月26日│院長│診療日記

院長ブログ 

極端な糖質制限は避けた方が無難 

 

糖質制限食については、肯定派と否定派がいろいろな意見を出しており、実際にどちらが正しいのか我々にも分かりにくい話になってきています。 

 

 

そんな中ですが、なかなかショッキングな情報が流れました。 

東北大学大学院農学研究科のグループより、マウスの実験にて糖質制限食を行ったグループで寿命が短くなり老化が30%早かったと報告があったのです。 

 

 

東北大学からは以前にも、日本人に最も適した食事は日本の1970年代の食事だとする報告を出しており、糖質をきちんと摂取した方が良いと考えているのだと思います。 

 

 

私もこの問題には興味を持って情報収集を続けており、基本的には極端な糖質制限には懐疑的な意見を持っています。 

 

 

ほとんど糖質を摂らないような食生活となると、栄養源はタンパク質か脂質になってしまいます。 

 

確かに人体はそれらの栄養素からエネルギーを作り出すことはできますが、代謝の過程で不要物が多く作られてしまいます(痛風の原因となる尿酸もその1つです)。これらの蓄積が老化に結びついている可能性は高そうです。 

 

 

私が糖質制限をお勧めするのはダイエットの時です。やはり体重過多の方は大抵の場合、糖質摂取が過多の事が多いのです。 

 

そこで糖質をある程度制限して頂くと、カロリー制限になり摂取栄養源のバランスも整ってきます。決して糖質が不要というわけではないのでご注意下さい(基本的に朝と昼はご飯をきちんと食べ、夕食時に糖質制限をして頂くように勧めています)。 

 

 

また有用な情報が入りましたらご報告させていただきます。 

最後までお読み頂き誠にありがとうございました。 

タンパク質の摂取について

2018年03月14日│院長│診療日記

こんにちは、わかまつ呼吸器内科クリニック院長の若松です。 

今回はタンパク質の摂取についてご説明したいと思います。 

 

 

糖質制限が流行しタンパク質を沢山摂取しても良いという意見が増えてきています。糖質はなんだか悪者のような立場になっている気がします。 

しかし本当にそうなのでしょうか? 

糖質はエネルギーですから、取り過ぎると蓄積して太ります。また吸収される過程で血糖値を上げます。

 

しかし不足すれば体は血糖値を維持しようとして、体の組織から糖を作り出します(糖新生と言います)。特に脳は糖しかエネルギーとして使用できないため、血糖値を維持することは生命維持の最重要課題になります。蓄えが無い状態では筋肉が分解されてエネルギーになる事もあります。 

 

 

ではタンパク質を栄養源にして沢山取れば良いと考えますね。

しかしここにも問題があります。まず人体が1回の食事で必要とするタンパク質量はほぼ決まっています。それ以上摂取しても筋肉になる訳ではありません(摂取量が少ないと筋肉が減ってしまうので要注意ですが)。

 

余分に摂取したタンパク質もエネルギー源にはなるのですが、活用する過程で肝臓や腎臓に負担をかけます。また尿酸が高くなります。ある一定以上のタンパク質摂取は体に無理をかけることになるのです。 

 

 

結局のところ糖質もタンパク質も、取り過ぎも取らなすぎも問題ということですね。また具体的な摂取量については今後のブログで取り上げたいと思います。 

ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。 

 

「禁煙が辛い」時は運動が良いらしい。

2018年02月21日│院長│診療日記

「禁煙が辛い」時は運動が良いらしい。 

 

こんにちは、わかまつ呼吸器内科クリニック院長の若松です。 

今回は禁煙と運動についてお伝えしたいと思います。 

 

 

当院は禁煙外来を行っているので、禁煙中の辛い状態をいかに乗り越えるかという課題に何度も遭遇します。私も過去には喫煙していましたので、タバコが吸えない時の落ち着かない気分はよく分かります。何とか我慢しようとしてもイライラは増してゆきます。もしこの状態を上手く乗り越えることができれば、禁煙もだいぶ楽になりますね。 

 

 

今回、ニコチン禁断症状の緩和に運動が良いという論文報告を見つけたのでご報告したいと思います。この報告では禁断症状は運動中に急速に減り、運動後50分まで減少したそうです。特に運動は激しいものではなく軽めのものが良いそうです(論文ではヨガが取り上げられていました)。なぜ運動が禁断症状を緩和するのか明確な理由は分かっていませんが、禁断症状を引き起こす脳の部分に運動の刺激が作用し禁断症状を出にくくするようです 

 

 

禁煙を開始する際に、軽い運動も一緒に取り入れることは凄く良いことだと思います(運動は自宅で実施できるようなとても軽いもので良いと思います)。禁煙すると体の調子が良くなるのを実感しますが、運動も一緒に行っていれば体の変化がより分かりやすくなると思います。禁煙のモチベーションも上がりますよ。 

 

禁煙して運動の習慣も付けば一石二鳥ですね。 

是非お試しになって下さい。 

Copyright 2013 長野県長野市のわかまつ呼吸器内科クリニック All rights reserved.