院長ブログ

消毒はどうしたら良いのでしょう?

2020年06月01日│わかまつ呼吸器内科クリニック院長│診療日記

消毒はどうしたら良いのでしょう?

 

新型コロナウイルス感染症予防のため皆さんも消毒にはかなり気を遣っているのではないでしょうか。

私自身もクリニックも消毒にはとても気を遣っています。

そんな中、とても気になるニュースが出ました。

「次亜塩素酸水 現時点では有効性は確認されず」

これはNITE:独立行政法人製品評価技術基盤機構が経済産業省の要請を受けて評価を進めた結果とのことです。

新型コロナウイルスの消毒にはアルコールと次亜塩素酸という認識が拡がっていたのでとても衝撃でした。

 

ここで少し次亜塩素酸水について説明しましょう。

これは塩化ナトリウム水溶水(簡単に言うと食塩水)を電気分解して作られる水溶水で殺菌作用が認められています。

また食品添加物として認められていることから安全性が高いと記載された商品を多く認めます。

 

しかししっかり調べてみると、次亜塩素酸水は食品添加物として認められていますが、

最終食品の完成前に除去されなければならないとされています。

次亜塩素酸水を直接人体に使用してはいけないということですね。

 

次亜塩素酸水などの消毒剤を噴霧して空気中のウイルスや細菌の除菌ができるとする商品や案内がありますが、

WHOやCDC(米国疾病予防管理センター)は推奨されないとしています。

逆に人体に悪影響を及ぼすケースもあるそうです。

経済産業省の資料から次亜塩素酸水の空間噴霧に関しても資料が出ていますのでご覧下さい。

 

経済産業省が出している次亜塩素酸水の資料










次亜塩素酸水と間違いやすい製品に次亜塩素酸ナトリウムがあります。

これは塩素系漂白剤で成分・液性ともに全く異なる製品となります。

花王のハイターが有名ですね。

この製品も殺菌作用があるため医療機関でも消毒として活用しています。

冬期に流行するノロウイルス胃腸炎の時にはお世話になっています。

ご存知かと思いますが、非常に強い毒性があるため通常薄めて使用しますし人体に直接使用できるものではありません。

 

当然加湿器に入れて噴霧なんて禁忌です。

 

さて次亜塩素酸水の効果が疑われてしまいアルコールの消毒剤は手に入りにくい、どうすればいいんだ!となりますね。

 

なんとNITEはその質問に対する回答も用意してくれていました。

試験により消毒効果が確認された消毒剤リストを上げてくれています。

日常的によく使用している洗剤が多数上がっています。

なんだこういうものを普通に使用すればいいんだ!と安心できます。

数が多すぎて記載できないので、参考になるサイトを以下に添付しておきます。

ぜひ参考になさって下さい。

 

 

こういうのを見ていると、新型コロナウイルスと言っても消毒なんかは今まで通りで良いことが分かります。

あとはしっかり実践する事が重要なのだと思います。

 

長文になりましたがここまでお読み頂き誠にありがとうございました。

少しでも皆様のお役になれば幸いです。

 

人が動くとコロナも動く

2020年05月02日│わかまつ呼吸器内科クリニック院長│診療日記

こんにちは、わかまつ呼吸器内科クリニック院長の若松です。

 

ここ最近はコロナ感染症一色ですね。

当院も御多分に洩れずコロナ感染症に対する対応に明け暮れておりました。

 

ご存知の方も多いと思いますがクリニックの近所にクラスターが発生していまい大騒ぎになりました。

感染防御のため急ぎ当院の外来を電話再診に切り替えさせて頂き、

どうしても受診しなければいけない方以外は電話にて体調など伺いお薬などの手配をさせて頂きました。

 

 

クラスターのその後の状況がハッキリするには2〜4週間ほどは必要と思われますので、

今しばらく現行の体制を継続するつもりです。

 

これから当院受診の予定がある方へはクリニックから連絡させて頂く予定です。

何とか当院受診中の方が不安にならずに済むように全力で対応してゆきますのでご協力を宜しくお願い申し上げます。

 

 

さて今回はもう一点情報提供させて頂きます。

今回のコロナ感染症流行に伴い皆さんとても体調管理には気を付けて下さっています。

しかしいくら気を付けていても体調を崩してしまうことはありますね。

 

しかし今の状況ではすぐに医療機関に相談に行く事もできません。

まずは自宅で数日経過を見て頂く事が必要になっています。

 

 

幸い長野市はまだまだコロナ感染症が猛威を振るっている状態ではありませんので、大抵は場合はコロナ感染症以外の問題を考えて頂ければ良いと思います。

占部まり先生/西村真里子先生がとても分かりやすい資料を作成してくれていますので、この場で共有させて頂きます。

 

 

凄く分かりやすくて助かりますね。ぜひ参考になさって下さい。

一般的に風邪と言われる病気であれば資料の対応で普通は良くなることがほとんどでしょう。

ちょっと体調がイマイチという状態であれば資料を参考に対応してみて下さい。

 

それでも症状が悪化するとか長引くようなら医療機関または保健所に相談して頂くのが良いと思います。

 

まだまだ油断できない状況が持続しそうです。

ステイホーム(自宅待機)も長引くとストレスになります。

しかし「人が動くとコロナも動く」という言葉があります。

 

コロナウイルスは人を介して感染を拡大させますので、とにかく人の移動を少なくし人と人が接触する機会を減らすことが感染拡大を防止する唯一の方法となります。

一緒に協力しながらこの困難を乗り越えましょう。

 

新型コロナウイルス感染症について分かっていることと具体的な予防法

2020年02月24日│わかまつ呼吸器内科クリニック院長│診療日記

※2020年4月4日更新情報↓

分かりやすい資料を提供させていただきます。

 

永田先生という方が、現時点での新型コロナウイルス感染症に対する手引きを分かりやすく綺麗にまとめて情報提供して下さいました。

資料を自由に使用して良いとご許可があり皆さんに提供させていただきます。


是非お読みいただき皆さんやご家族を守るために活用して下さい。

新型コロナウイルス感染症との総力戦の様相を呈してきました。皆さん頑張りましょう!

 


 

※2020年4月1日更新情報↓

日々、コロナウイルス感染症のニュースが流れ皆様も大変ご不安になっている事と思います。

私もとても心配です。当院に来院して下さる患者さんやスタッフ達や自分自身の安全をいかに確保するか日々悩んでいます。

当院は睡眠医療も大事な任務としており夜間の入院検査を行ってきました。しかし患者さんとスタッフの安全確保のためコロナウイルス感染症が落ち着くまで入院検査を中止させて頂く決断を行いました。

 

診療中も患者さんより様々な質問を頂戴しており私が分かる範囲で回答しておりますが、その中で皆様にお役に立ちそうな情報を共有させて頂きます。

 

一番知りたいのはどうすれば感染を予防できるかですね。

そこで大事になるのがニュースでもたびたび取り上げられている三原則です。

 

 

①換気の徹底

 

②人と人の距離を空ける

 

③近距離での会話を避ける

 

 

今まで集団感染が起きているケースは、換気が悪い空間で多くの人が近距離で会話や活動をしていた事が分かっています。まずはそのような環境を避けることが大事とされています。逆に考えれば上記の状況を避けた活動は危険性が低いということです。

外出を控えるようにと言われているため自宅で大人しくしている方がいますが、自分一人で外の運動をすることに問題はありません。自分一人やご家族とこれからの暖かい季節にアウトドアの運動をされるのは良いことだと思います(くれぐれも人が沢山いるところは避けて下さいね)。

コロナウイルスはまだまだ未知のウイルスのためその特性がまだ十分に分かっていません。現在どれほど拡がっているのかも分かりません。確実な事を言うことはできませんが、感染した人がいるかも知れない所に行かないのが最も大事な事です。

私達がホッと安心できるようになるには、効果のあるワクチンが開発され皆さんが接種できた時です。それまで何とか耐えてゆかなければいけません。

ワクチンが開発され行き渡るには最低でも1年から1年半かかると言われています。気が遠くなりそうですが一緒に乗り越えてゆきましょう。

 

厚労省が作成してくれた「三原則のポスター」と「家庭内の8つのポイントのポスター」を貼付させていただきます。是非参考になさって下さい。

 

 

 

また首相官邸のホームページでは、感染対策だけではなく生活に直結した「困りごと、不安」への対応をまとめてくれています。

病気の心配だけではなく生活の心配までしなければいけない時にお役に立つと思いますのでご覧下さい。

 

最後にお願いをさせて頂きます。

当院の様なクリニックレベルではコロナ感染症を診断するための検査は実施できません。また感染リスクの高いインフルエンザや溶連菌の検査も実施できません。レントゲン検査も制限されます。私どもにできるのは診察をして症状や所見に合わせてお薬を処方する事のみということをご了解下さい。

感冒症状が出た時は以下の資料を参考になさって下さい。

(日本プライマリケア連合学会作成資料より)

 

感冒症状があり受診を希望される際には必ず前もってお電話でご相談をお願い致します。

 

 

●風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)

 

●強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある場合

 

 

上記の場合は以下の相談センターへご相談をお願い致します。

以上となります。

少しでも皆様のお役になれば幸いです。

 

またご心配なことなどありましたら診療の際にご質問下さい。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。

 


 

※2020年2月24日更新情報↓

今回のコロナウイルスの感染症に関しては、皆様大変ご心配だと思います。

すでに多くの報道がされておりいろいろな情報が出てきました。

 

現時点で分かっていること

現時点(2020/02/24)で分かっていることを簡単にまとめます。

 

【1】このウイルスが当初の予想より感染力が強いと言われています(一人の感染者から2~3人程度に感染すると言われている)。

 

【2】肺炎のため命に関わる方がいる一方で症状が出ない軽症者も多く、感染者の状態にかなり幅があるようです。

 

【3】致死率は2%程度とされています。しかし軽症者も多いようなので正確な数値は分かっていません

 

【4】潜伏期間は1~14日間と幅があると言われています。

 

【5】ウイルスが感染者から排出されてからどの程度生存するかはまた正確なデータは不明ですが、数時間以上は生存すると言われています。

 

【6】予防は、咳やクシャミ・発熱のある人から距離(1メートル以上)を空けること。手をしっかり洗い、手からの感染を予防することです。ウイルスが付着した場所を触った手で目・鼻・口に触れることによりウイルスを自分の体内に侵入させてしまいます。

 

【7】診断するための検査はありますが、一般の医療機関(当院も含めて)では実施できません疑いのある方は地域保健所の専用窓口に連絡し指示を仰いで下さい。→詳しくはこちらをご覧ください(長野市ホームページ)

 

【8】治療方法はまだ見つかっていません。基本的には自分の免疫力でウイルスを押さえ込むまで待つ事になります。世界中の研究機関が治療方法を模索している状態です。

 

【9】予防のためのワクチンもまだ開発されていません。

 

以上が厚生労働省やWHOが出してくれている情報から私がピックアップしたものになります。

 

当院に受診された患者さんからもいろいろと質問を受けますが、今の我々にできる事は自分自身の感染の危険性をできるだけ下げて、感染の流行が収まってくるまで待つ事だと思います。

 

具体的な予防法

次に私も実践している具体的な予防について説明しましょう。

 

イ)  人混みにはできるだけ行かない

感染者と接触する機会をできるだけ減らしましょう。

 

ロ)  マスクを正しく付けて正しく捨てる。

意外とこれができていないので注意が必要です。付ける時にしっかり手を洗って綺麗な手でしっかり鼻と口を覆って付ける。外すときは絶対にマスク表面には触れないようにしてゴム紐を持って外して捨てる。そしてまた綺麗に手を洗う(マスクの表面にはウイルスや細菌が沢山付着しています。それを触ってしまうと手からの感染のリスクが高まります)。Medical SARAYAという企業が分かりやすいサイトを出してくれていたので添付します。→マスクの着脱方法について

 

またWHOもマスクの使い方を動画で出していたのでこちらもご覧ください。

(英語ですが、見るだけでも何となく分かります)

 

ただ、マスクが売り切れていて困りましたね。当院もギリギリの在庫ですが何とかやり繰りしてスタッフ達と使用している状況です。いざという時は自作のマスクも良いのではないかと思います。丁寧に分かりやすい動画を上げてくれている方もいます。

 

ハ)  外に出るときは手袋をする

実は今回のコロナウイルスもインフルエンザウイルスも手を介して目・鼻・口からの感染が多いと思われます。咳やクシャミで排出されたウイルスは周囲の物にベタベタと付着します。そこを触れた手で目・鼻・口を触ってしまうと感染してしまいます。しかし他に全く触れずに家の外で生活する事も不可能でしょう。しかし手袋をしていると、その手で顔を触れる事を防ぐ効果があると思います(私の個人的な意見ですが)。

 

ニ) とにかく換気を徹底する

皆さんもご存知の通り今回のウイルスは感染者のクシャミや咳などの飛沫による「飛沫感染」、ウイルスが付いた手で口・鼻・目を触れることによる「接触感染」の2つと言われています。とにかく換気をしっかり行えば感染者から排出されたウイルスを速やかに減らすことができるので、感染のリスクを下げることができます。

 

これはコロナウイルスだけではなくインフルエンザウイルスにも同様な事が言えます。逆に換気の悪い密閉空間に多数の人間が集まる状態は感染の危険性が高まるため、厚生労働省も人が集まる状態を避けるように指導していますね。当院も待合室、診察室、処置室全て換気を全開にして感染リスクを下げるように努力しています

 

だいぶ長文となってしまいました。ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。

少しでも皆様のお役になれば幸いです。

 

 

参考資料

最後に参考までに長野市保健所と厚生労働省の資料をご覧ください。

 

 

 

コロナウイルスは冬期に流行るウイルスのため、温かくなると活動性が下がり流行が鎮まるという意見もあります。

 

何とかこの試練の時期を無事に乗り切りましょう。
皆様の安全を祈念させて頂きます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

わかまつ呼吸器内科クリニック
院長 若松俊秀

 

睡眠は脳の健康を守っているのです

2020年01月29日│わかまつ呼吸器内科クリニック院長│診療日記

睡眠は脳の健康を守っているのです

 

今年初めての院長ブログを書きました。

なかなか興味深い内容をキャッチすることができましたので、宜しければお読み下さい。

 

昨年、Scienceという超一流の学術雑誌に睡眠中に脳内の老廃物が排除されているという論文が掲載されました。

 

 

それによると、睡眠の早い段階に出現する深睡眠中に、

脳内で脳脊髄液(脳内を満たしている液体)の大波が生じて老廃物を洗い流してくれているそうです。

 

覚醒時には脳神経細胞が活発に活動しているため、

このような脳脊髄液の大波を発生させることができません。

しかししっかり眠った深睡眠では神経細胞が活動を弱めているために起こすことができるそうです。

アルツハイマー病では脳内にβアミロイドという物質が蓄積してしまい、

脳神経細胞が壊れてしまうと言われています。

すなわち脳の老廃物がアルツハイマー病などの原因となっており、

それをしっかり除去することが予防に繋がる可能性が高いというわけです。

 

 

睡眠をしっかり取る事が、脳の病気の予防にも繋がっているという貴重な研究成果でした。

 

皆さんもぜひ睡眠の重要性を再認識して頂き、

しっかり睡眠時間を確保して良い睡眠を取って頂きたいと思います。

 

ここまでお読み頂きありがとうございました。

 

食事と病気の関連

2019年12月02日│わかまつ呼吸器内科クリニック院長│診療日記

最近、食事と病気の関連がたくさん報告されています。 

特に腸内細菌が注目されるようになってから、研究も盛んになってきたと思います。 

 

今まで心臓病や胃腸のガンとの関連は報告されていましたが、いよいよ肺ガンのデータも出てきました。

肺ガンは皆さんもご存知の通りタバコとの強い相関が報告されています。

しかし私の知る限り、食べ物との関係は報告がなかったと思います。 

 

 

Association of Dietary Fiber and Yogurt Consumption With Lung Cancer Risk  2019 JAMA Oncology 

今回の報告は欧米、アジアの世人144万人のデータを解析した凄い内容です。

報告されている雑誌もしっかりとしたものですので信頼性も十分です

ちなみに医学雑誌にはランクがあり、信頼できる雑誌からトンデモ雑誌まであるので注意が必要です)。 

 

今回の報告では、食物繊維とヨーグルトの摂取量が多い人達は、

ヨーグルトを摂取せず食物繊維の摂取も少ない人達より

肺ガンリスクが33%も低下していたそうです。 

凄いですね。 

 

 

なぜそのような結果が出るのかはまだ不明ですが、

食物繊維とヨーグルトを摂取して

腸内細菌を整えることがガン免疫へも良い影響を与えるのかもしれませんね

(食物繊維は腸内細菌の栄養源になります。ヨーグルトは善玉菌である乳酸菌を補充してくれます) 

 

 

大事な事は、きちんと食物から必要な栄養素を取り入れることです。

手っ取り早くサプリメントを選択しても、本当に正しい成果を出してくれるのかは分かっていません。 

 

 

皆さん、しっかりと体に良い食べ物を選んで摂取してゆきましょうね。 

ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。 

 

運動により骨や臓器が強くなる   

2019年10月26日│わかまつ呼吸器内科クリニック院長│診療日記

 

こんにちは!わかまつ呼吸器内科クリニックの若松です。 

 

とても興味深い記事を見つけました。 

国立障害者リハビリテーションセンター研究所運動機能系障害研究部分子病態研究室と、東京都健康長寿医療センター、シンガポール国立大学などとの共同研究グループが、運動によって骨の強度や密度が保たれるメカニズムを発見し発表したのです。

https://www.tmghig.jp/research/release/2019/0927.html 

これによると、下の図のように運動による衝撃が細胞周囲の液体を動かし、

その動きが細胞に刺激を与えて抗老化効果を発現しているそうです。 

逆に運動していないと、細胞に刺激が入らず老化がどんどん進行してしまうというわけです。 

 

 

 

この抗老化の働きは骨だけではなく、前進のどの臓器にも存在するそうです。 

運動が元気な身体を維持するための仕組みが解明されてきました。 

 

10月14日にスポーツ庁が「平成30年度体力・運動能力調査」の結果を発表しています。

これによると実年齢より体力年齢が若い50歳代がとても増えているそうです。

これは運動する人が増えてきている事が原因でしょう。

 

しかし心配なのは、中学生から40歳代の女子の運動実施率が低下しているそうです。 

将来、骨粗鬆症などのリスクが増えてしまうため心配ですね。 

これからもっと運動の重要性がクローズアップされると思います。 

また身体に不自由がある方が、どのようにすれば運動の成果を得られるかも見つかってくるでしょう。 

皆さんも少しずつでも運動を取り入れて、身体の機能を衰えさせないように頑張りましょう! 

ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。 

コレステロールが高いと言われたらどうすれば良いの? 

2019年09月25日│わかまつ呼吸器内科クリニック院長│診療日記

 

コレステロールが高いと言われたらどうすれば良いの? 

 

こんにちは、わかまつ呼吸器内科クリニックの若松です。 

 

先日、患者さんとお話ししていた際、脂質異常症の食事療法について質問いただきました。

その方は健診でLDLコレステロールが少し高かったのです。 

私はどうしたら良いのでしょうか?と質問いただきました。 

お薬が必要なほど高い数値ではなかったため、食事療法をお勧めしました。 

 

しかしここでかなり難しい問題があります。食事療法と言っても、その方に合った方法とは何でしょうか? 

昔はコレステロールが高ければ油の多いものを控えて下さい!という簡単な指導で終わっていましたが、今はそれほど簡単なものではありません。 

また食事についてはいろいろな情報がネットやテレビで流れ錯綜していて、何が正しいのか分からなくなってしまっています。 

 

脂質で分かりにくい事に、脂質の中でも良い脂質、悪い脂質がある事です。 

皆さんも飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸など聞いたことがあるかもしれません。 

 

大雑把に言うと、 

飽和脂肪酸は動物性食品に多く含まれ、多く摂りすぎると悪玉コレステロール(LDL)を増やしてしまうものです。

肉の脂、バター、ラード、生クリーム、乳製品、ケーキなどに多く含まれます。これが一般的に悪い油と言われているものです。 

不飽和脂肪酸は植物性油、魚や大豆油などに多く含まれ、悪玉コレステロールを減らし、

血液をサラサラに保つ働きを持っています。これが一般的に良い油と言われているものです。 

 

以上より、悪玉コレステロールが高いと言われた場合、 

まずは脂質を摂りすぎていないか確認すること(どんな油でも摂りすぎれば太って検査結果は悪くなります)。 

そしてできるだけ良い油を摂ること(菓子パン、ドーナッツ、牛丼、ラーメンなんかにはたっぷりと飽和脂肪酸が入っています。

外食やコンビニ弁当などは気をつけないといけないですねえ)。 

などに気をつけていただくことをお勧めします。 

 

とても大きな範囲なのでとてもこのブログ1枚にまとめることは不可能です。 

しかし少しでも皆様の理解のお役になればと考えまとめてみました。 

参考になれば幸いです。 

 

ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。 

できることから始めよう 

2019年08月17日│わかまつ呼吸器内科クリニック院長│診療日記

できることから始めよう 

 

残暑が激しく大型の台風も来て西日本は大変な事になっています。 

大きな問題が起こらず無事に過ぎ去ってくれることを祈っています。 

 

そんな事を考えながら検索していたところ、WWFジャパンのサイトに行き着きました(https://www.wwf.or.jp/aboutwwf/)。 

ご存知の方もいるかと思いますが、世界の自然保護のために活動されている団体です。

そのサイトに非常に興味深い情報が載っていたのでご報告します。 

 

 

地球が1年で再生産できる資源量と人間が消費した資源量の比較があります。

なんと1970年頃に同程度となっており、その後は人間の消費がドンドン上回っている状態になっています。

すでに人間は地球の資源を食い潰しながら生活していたのですね。

そこに記載されていた衝撃的な文章があったので紹介します。 

 

2014年、世界の人々の生活を保つには、 地球は、1.7個分必要でした。  

もし、世界中の人々が米国の生活レベルと同じだったら、  

地球は、5.0個分必要です。  

もし、世界中の人々が日本の生活レベルと同じだったら、  

地球は、2.8個分必要です。  

もし、世界中の人々が東京都の生活レベルと同じだったら  

地球は、3.1個分必要です。 

 

特に日本は資源の大半を海外に依存している状態のため、資源に敏感でいなければいけません。

 

この資料には色々な提言が行われていましたが、すぐにできる取り組みとして食品ロスを無くすことが記載されていました。

簡単に言えば食べ物を粗末にしないということですね 

いかに自分が恵まれた環境を享受していて、その代償として地球に無理をかけてしまっていたか反省させられました。 

もしご興味をお持ち頂けたら、ぜひWWFのサイトをご覧になって下さい。 

 

医療の話と全く異なる内容になってしまいましたが、ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。 

 

 

理想の食事とは? 

2019年07月29日│わかまつ呼吸器内科クリニック院長│診療日記

以前から健康的な食事というものに興味を持ち、できるだけ情報収集するようにしています。

そんな時、ある方から米国糖尿病学会が食事療法に関するレポートを出したと教えて頂きました。 

 

内容は現在報告されている食事パターンにどのような効果が報告されているかをまとめたものでしたDiabetes Care 42(5):731-754,2019) 

 

食事パターンは以下の8つが報告されています。 

皆さんいくつご存知でしたか? 

 

  1. 地中海食とはイタリア、ギリシャ、スペインなどの地中海沿岸の方々が食べている伝統的な料理のことです。具体的には果物や野菜を豊富に食べる。乳製品や肉より魚を食べる。オリーブオイル、ナッツ、豆類、全粒粉など未精製の穀物をよく使う。食事と一緒に適量の赤ワインを飲む。などが特徴とされています。 
  1. ベジタリアンとは:卵・乳製品以外の全ての肉・魚類を食べない。 
  1. 低脂肪食とは:高カロリーに占める脂質比率を30%以下に抑えた食事。 
  1. 超低脂肪食とは:高カロリーに占める資質比率を10%以下に抑えた食事。 
  1. 低炭水化物食とは:高カロリーに占める炭水化物比率を26〜45%に抑えた食事。 
  1. 超低炭水化物食とは:高カロリーに占める炭水化物食比率26%未満に抑えた食事。 
  1. DASH食とは:米国立保険研修所などが提唱する高血圧患者のための食事療法。野菜・果物・低脂肪の乳製品を十分摂る、肉類・砂糖・塩分を減らす2点を重視した食事です。 
  1. パレオダイエットとは:旧石器時代の食事をまねる食事方式です。農耕を開始する前の狩猟採集方の食生活を実践するそうです。 

 

今回の報告では、これが最も優れているというものは示されていません。

まだ何が最も良いのか、それを示すだけのデータが揃っていないということのようです。

食事の差を比較にすることは非常に難しく、評価するための時間ももの凄く必要になるため、

この食事療法の論争に決着がつくのはまだまだ先の話でしょう。

 

逆に今これが最良と言っているものがあれば、それは僅かなデータを主観的に判断しているだけですのでご注意下さい。 

 

今現在、これは確実と言われている食事の原則は、 

「野菜を沢山摂る、加糖食品・精製穀物を最小限にする、加工されていない食品をできるだけ選ぶ」 

ということのようです。 

我々の周りは加工された食品が溢れており手軽に食事ができるのはとてもありがたいのですが、理想とされる食生活からは遠ざかってしまっているようです。 

どうしたら良いかわからない時は、やはり伝統的な日本食に立ち返るのが良いのではないかと私は考えています。 

食事は健康を維持するための基礎となるものです。皆さんも興味を持っていただけると嬉しいです。 

ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。 

筋肉は凄いよ! 

2019年07月01日│わかまつ呼吸器内科クリニック院長│診療日記

先日、面白い記事を見つけました。 

日経Goodayという医療情報サイトに「腕立て伏せが得意な人は、心筋梗塞や突然死のリスクが少ない」という記事が出ていました。 

元データはJAMA Network Open誌電子版というきちんとした資料から出ていますので、信頼性の高いデータです。 

この報告は、ある成人男性達(1104人)に腕立て伏せをしてもらい、その時の記録とその後10年間のデータを比較検討したものです。凄貴重なデータですね。 

結果としては、 

一定のペースでできた腕立て伏せの回数  心血管イベントリスクの低下 
0〜10  参照群 
11〜20  64%低下 
21〜30  84%低下 
31〜40  75%低下 
41回以上  96%低下 

 

ほとんど腕立て伏せができない人と、ガンガンできる人では心臓病のリスクに雲泥の差ができているというビックリするようなデータでした。 

詳細な分析では、BMI(肥満の指数)、血圧、総コレステロール値、LDLコレステロール値、中性脂肪、血糖値などにも差が出ているそうです。 

理由はいろいろ想定されますが、私の意見としては筋肉量の違いが大きな理由になっていると思います。 

筋肉はカロリーを消費してくれたり、ポンプの役割をして血流が滞らないようにしてくれます(第二の心臓などとも言われますね)。 

筋肉は姿勢を保持し身体を動かすのが仕事と思われていますが、実はいろいろなホルモンを分泌する能力を有することが分かってきています。 

このホルモン達が健康保持にとても有効な働きを持っていることが徐々に解明されてきています。この研究はまだまだこれからの分野のため、詳細はこれから解明されてゆくでしょう。 

おそらくこれから筋肉の重要性はもっともっと注目されるはずです。 

 筋肉は裏切らない“という有名な言葉がありますが、しっかりトレーニングすれば必ず筋肉量は増えて健康保持に寄与してくれるでしょう。 

(逆に何もしなければ筋肉は応えてくれません・・・) 

ぜひ皆さんも筋肉を鍛えて健康な身体を作り上げて下さい 

 

当院ではスタッフの募集を開始致しました。 

ご興味のある方はぜひ当院ホームページの求人サイトご覧下さい。 

 

Copyright 2013 長野県長野市のわかまつ呼吸器内科クリニック All rights reserved.