医療事務として大切にしたい4つのこと
クリニックには、医師や看護師、臨床検査技師など、様々なスタッフがいます。
医療事務は、患者さんが最初と最後に接するクリニックの顔でもあります。
今回は「医療事務として大切にしたい4つのこと」についてお話したいと思います。
1:笑顔と丁寧な言葉遣い
医療機関は体調が優れない患者さんや、不安を抱えている患者さんが多くいらっしゃいます。
そんな時に、温かい笑顔で迎え、親切な言葉で対応することは、患者さんの不安な気持ちが和らぐことに繋がります。
最初の印象が良いと、その後のコミュニケーションも円滑に進み、信頼関係を築くことができます。
クリニックの顔として、患者さんに安心感を与えられるような、明るい笑顔と丁寧な言葉遣いを大
切にしています。
2:正確さとスピード
受付、会計、電話対応、事務処理業務、レセプト業務など、医療事務の業務は多岐に渡ります。
どの業務においても「正確さ」と「スピード」が求められます。
保険証の確認ミスや会計の誤りは、患者さんの不利益に繋がる可能性があります。
また、会計処理や電話対応は、クリニックの経営にも影響し、患者さんの待ち時間にも影響
を与えます。
医療行為をスムーズに支えるためにも、正確さとスピードを大切にしています。
3:コミュニケーション能力
クリニックでは医師や看護師との連携が不可欠で、患者さんの情報を正確に伝えたり、他のスタッ
フへの伝達事項を共有し患者さんと医療スタッフの架け橋となる必要があります。
患者さんの質問や不安に耳を傾け、分かりやすく説明することも医療事務の大切な役割です。
円滑なコミュニケーションは、医療ミスを防ぎ、患者さんへ質の高い医療を提供するために大切な
要素の一つです。
4:医療保険制度の理解
私達は国民皆保険制度を通じて、やすい医療費で高度な医療を受け健康を維持することができて
います。
しかし日本の医療保険制度は複雑で、頻繁に制度改正が行われます。
患者さんが安心して医療を受けられるように、最新の保険制度を理解し適切な保険請求を行う必要
があります。
また患者さんから保険に関する質問を受けた際には、分かりやすく丁寧に説明することも大切です。
保険制度の知識は、患者さんの経済的な負担を軽減することに繋がります。
医療事務は、単なる事務作業をする人ではありません。
患者さんと医療スタッフを繋ぎ、スムーズな医療提供を支える、専門性の高い仕事です。
笑顔と丁寧な言葉遣い、正確さとスピード、高いコミュニケーション能力、医療保険制度の理解
は医療事務として大切な要素だと感じています。