院長ブログ

読書から学んでいます。

2018年05月23日│院長│診療日記

読書から学んでいます。 

 

当院はたま〜にですが、読書発表会を行います。

自分が読んだ本について感想を述べてもらいます。 

何でそんな事をするのかと不思議に思われるかと思いますが、

読書から何かを学んでこれからの人生に活かして欲しいと考えています。

当院は若いスタッフが多いのでこのような取り組みも必要と考えています。

みんな一生懸命読んで素敵な感想を話してくれます。 

 

 

私は中学生の頃から結構な読書少年だったと思います。

司馬遼太郎さんの本はどれだけ読んだか分かりません。

「坂の上の雲」「燃えよ剣」「飛ぶが如く」「龍馬がゆく」など何度も読み返しました。

学生の頃は、村上春樹さんが非常に有名になった時なので、

これもご多分に漏れずほとんど読んだと思います。 

 

これらの読書経験が今の自分にどのような影響を及ぼしているのか正確な評価はできませんが、

想像力を養い自己を確立することができたのではないかと思います。

 

人がどう言おうが自分がこう思ったら進んでゆく性格は、

かなり影響を受けている気もします

(司馬遼太郎さんの主人公は、自分の道を信じて歩み続けた人達が多いですよね。かってな妄想ですが・・)。 

 

私もスタッフも、もっともっと読書を通して勉強し成長してゆこうと思います。

どうぞ皆様、今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。 

酒が弱いのは有利?

2018年05月07日│院長│診療日記

酒が弱いのは有利? 

 

最近、とても興味深いニュースがあったのでご報告します。 

理化学研究所などの分析により、日本人はお酒が弱くなるように進化してきたことが分かったそうです。

 

アルコールに弱い体質が何らかの理由で生存に有利に働いたと予想されていますが、なぜあえて弱くなるように進化したのかはまだ不明のようです。

欧米人がアルコールに強いのとは正反対ですね。 

 

 

酒が飲めないと肩身の狭い思いをしてきた方もいらっしゃるかと思いますが、その理由が解明されて飲めないなりの理由がハッキリすると、実はとてもありがたい体質だったという事になるかもしれません。 

 

なんだかとても興味深いお話しですね。 

また続報があればご報告したいと思います。 

 

体の求めるままに行動しては健康を損ねてしまう!

2018年04月23日│院長│診療日記

体の求めるままに行動しては健康を損ねてしまう! 

 

「ストレスで食べて太ってしまった!」 

という事態は多くの方が経験していると思います。 

 

脂質異常症や糖尿病など体重に関連する疾患は多くあり、体重管理がとても大切な事は皆さんご存知です。 

それでも食べてしまうのは、強力に誘導する力がかかっているからです。 

 

その1つがホルモンにある事が報告されていました。 

ホルモンというのは、血液などを介して体中を回り様々な部位に影響を与える物質です。有名なものにインスリンがありますね。 

どうやら夜には、空腹を感じさせるホルモンが増え、満腹を感じさせるホルモンが減るそうです。そして日中のストレスによってこの傾向は強まるそうです。 

困った話ですね。 

 

なぜこのような事が起きるのでしょう。ここからは私の想像ですが、大昔の人類にとってストレスとは飢餓に直接結びつく状態だったのでしょう。そのためストレスが生じたときはできるだけ体内へ栄養を蓄え、長期間のストレス状態に備えたのではないかと思います。しかし現在の日本人はストレスと栄養状態は全く別の次元になっています。ストレスを感じても食べるものは潤沢にあります。 

 

このような状態において体の求めるまま食べてしまっては、逆に体を壊してしまいます。状況を理性で把握して対応するしかないのでしょうね。 

 

有効な対策の1つとしては、高カロリーで直ぐに食べられるようなものを家に置かない事が挙げられるでしょう。目の前に美味しそうな物があれば我慢するのは厳しいですよね。 

 

皆さんもストレスと食事に何とか折り合いを付けて健康を守ってゆきましょう! 

 

治療1回5000万円!?

2018年04月18日│院長│診療日記

治療1回5000万円!? 

 

先日、衝撃的な記事を読みました。 

なんと、1回の治療に5000万円かかる治療が出てきたというのです。 

 

 

血液の中の細胞の1つであるT細胞を取り出してきて、癌細胞を認識できるようにして再び体内へ戻す治療です。 

体に戻されたT細胞は、癌細胞を見つけては攻撃してくれます。 

 

この治療はB細胞性急性リンパ芽球性白血病や大細胞型B細胞リンパ腫に有効性が認められたそうです。 

いよいよ全く新しい医療の時代が始まったと実感させるニュースでした。 

 

しかしそうは言ってもとんでもない費用です。 

今までの我々が慣れ親しんできた化学合成された薬ではなく、細胞やウイルスを操作して行う全く新しい治療であり、そのノウハウの確立や製造には今までの常識を越えたコストがかかるのでしょう。 

 

 

これはアメリカの話ですので日本でこの治療が受けられるわけではありません。 

(くれぐれも現在の日本で自費診療として行われているよく分からない免疫療法と一緒にしないで下さいね) 

 

 

日本でも、肝炎や癌の治療薬が非常に高額であり、これを全て保険診療で賄ったら国が潰れてしまうという議論が起こった事は記憶に新しいところです。 

今までの日本は、皆保険のおかげで誰でも世界最先端の治療を受けることができました。しかもこれからますます医療は進歩し、検査や治療費は高騰してゆくでしょう。移植治療がもっと発展してくると、億を超える治療費となるのは間違いありません。 

 

 

これからは受けられる検査・治療に制限がかかり、それ以上の医療を受けたい人は自分で費用負担する時代になるのでしょう。 

いろいろと考えさせられるニュースだったので報告させていただきました。 

 

極端な糖質制限は避けた方が無難

2018年03月26日│院長│診療日記

院長ブログ 

極端な糖質制限は避けた方が無難 

 

糖質制限食については、肯定派と否定派がいろいろな意見を出しており、実際にどちらが正しいのか我々にも分かりにくい話になってきています。 

 

 

そんな中ですが、なかなかショッキングな情報が流れました。 

東北大学大学院農学研究科のグループより、マウスの実験にて糖質制限食を行ったグループで寿命が短くなり老化が30%早かったと報告があったのです。 

 

 

東北大学からは以前にも、日本人に最も適した食事は日本の1970年代の食事だとする報告を出しており、糖質をきちんと摂取した方が良いと考えているのだと思います。 

 

 

私もこの問題には興味を持って情報収集を続けており、基本的には極端な糖質制限には懐疑的な意見を持っています。 

 

 

ほとんど糖質を摂らないような食生活となると、栄養源はタンパク質か脂質になってしまいます。 

 

確かに人体はそれらの栄養素からエネルギーを作り出すことはできますが、代謝の過程で不要物が多く作られてしまいます(痛風の原因となる尿酸もその1つです)。これらの蓄積が老化に結びついている可能性は高そうです。 

 

 

私が糖質制限をお勧めするのはダイエットの時です。やはり体重過多の方は大抵の場合、糖質摂取が過多の事が多いのです。 

 

そこで糖質をある程度制限して頂くと、カロリー制限になり摂取栄養源のバランスも整ってきます。決して糖質が不要というわけではないのでご注意下さい(基本的に朝と昼はご飯をきちんと食べ、夕食時に糖質制限をして頂くように勧めています)。 

 

 

また有用な情報が入りましたらご報告させていただきます。 

最後までお読み頂き誠にありがとうございました。 

タンパク質の摂取について

2018年03月14日│院長│診療日記

こんにちは、わかまつ呼吸器内科クリニック院長の若松です。 

今回はタンパク質の摂取についてご説明したいと思います。 

 

 

糖質制限が流行しタンパク質を沢山摂取しても良いという意見が増えてきています。糖質はなんだか悪者のような立場になっている気がします。 

しかし本当にそうなのでしょうか? 

糖質はエネルギーですから、取り過ぎると蓄積して太ります。また吸収される過程で血糖値を上げます。

 

しかし不足すれば体は血糖値を維持しようとして、体の組織から糖を作り出します(糖新生と言います)。特に脳は糖しかエネルギーとして使用できないため、血糖値を維持することは生命維持の最重要課題になります。蓄えが無い状態では筋肉が分解されてエネルギーになる事もあります。 

 

 

ではタンパク質を栄養源にして沢山取れば良いと考えますね。

しかしここにも問題があります。まず人体が1回の食事で必要とするタンパク質量はほぼ決まっています。それ以上摂取しても筋肉になる訳ではありません(摂取量が少ないと筋肉が減ってしまうので要注意ですが)。

 

余分に摂取したタンパク質もエネルギー源にはなるのですが、活用する過程で肝臓や腎臓に負担をかけます。また尿酸が高くなります。ある一定以上のタンパク質摂取は体に無理をかけることになるのです。 

 

 

結局のところ糖質もタンパク質も、取り過ぎも取らなすぎも問題ということですね。また具体的な摂取量については今後のブログで取り上げたいと思います。 

ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。 

 

「禁煙が辛い」時は運動が良いらしい。

2018年02月21日│院長│診療日記

「禁煙が辛い」時は運動が良いらしい。 

 

こんにちは、わかまつ呼吸器内科クリニック院長の若松です。 

今回は禁煙と運動についてお伝えしたいと思います。 

 

 

当院は禁煙外来を行っているので、禁煙中の辛い状態をいかに乗り越えるかという課題に何度も遭遇します。私も過去には喫煙していましたので、タバコが吸えない時の落ち着かない気分はよく分かります。何とか我慢しようとしてもイライラは増してゆきます。もしこの状態を上手く乗り越えることができれば、禁煙もだいぶ楽になりますね。 

 

 

今回、ニコチン禁断症状の緩和に運動が良いという論文報告を見つけたのでご報告したいと思います。この報告では禁断症状は運動中に急速に減り、運動後50分まで減少したそうです。特に運動は激しいものではなく軽めのものが良いそうです(論文ではヨガが取り上げられていました)。なぜ運動が禁断症状を緩和するのか明確な理由は分かっていませんが、禁断症状を引き起こす脳の部分に運動の刺激が作用し禁断症状を出にくくするようです 

 

 

禁煙を開始する際に、軽い運動も一緒に取り入れることは凄く良いことだと思います(運動は自宅で実施できるようなとても軽いもので良いと思います)。禁煙すると体の調子が良くなるのを実感しますが、運動も一緒に行っていれば体の変化がより分かりやすくなると思います。禁煙のモチベーションも上がりますよ。 

 

禁煙して運動の習慣も付けば一石二鳥ですね。 

是非お試しになって下さい。 

リキッドバイオプシーって?

2018年02月06日│院長│診療日記

 

リキッドバイオプシーって? 

 

皆さん、リキッドバイオプシーという言葉を聞いたことがありますか? 

簡単に言ってしまうと、血液や尿や唾液といった簡単に採取できる検体からガンを診断してしまうというものです。 

昨年に国立がんセンターが、一滴の血液から13種類ものガンを早期発見させるための技術開発を目指すとニュースになっていましたが、この方法がリキッドバイオプシーという方法です。 

 

 

血液などの体液には、DNA、RNA、タンパク質などの様々な情報が含まれています。体内にガンがあると、ガンから放出された遺伝子情報も体液に混じるようになりますので、それを検出する事ができればガンの診断ができてしまうと言うわけです。 

 

 

しかし、今までも腫瘍マーカーとかあったよね?と思われる方もいるでしょう。 

今までの腫瘍マーカーは、腫瘍が産生する物質を測定するレベルですが、リキッドバイオプシーは遺伝子レベルの測定となります。つまりガン遺伝子を直接測定しているため、その遺伝子が見つかればガンと診断できることになります。そのため、リキット(液体)・バイオプシー(生検)という言葉が与えられているのです。 

 

 

この技術が確立すれば、ガンは血液などを検査するだけで早期に発見できるようになるでしょう。今より早期発見、早期治療が実現するはずです。素晴らしいですね。 

 

 

ただし、まだまだ研究は始まったばかりで、通常の健診に活用できるレベルではありません。すでに商業的に使用されているものもありますが、あくまで健診の補助的なレベルとなっています。 

 

 

今はこのように夢の様な技術がドンドン研究されています。きっと数年後にはもっと実用化され我々の生活をより良く変えてくれるでしょう。 

私もアンテナを高くし、皆様へ提供できる素晴らしいものがないかこれからも探してゆこうと思います。 

ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。 

清潔すぎるのも問題か!

2018年01月29日│院長│診療日記

清潔すぎるのも問題か! 

 

先日、面白い記事を読みました。 

最近は、腸内細菌が話題になっていて、様々な書籍が出ています。 

ネットでも様々な情報が提供されていますね。 

その中で、「手を洗いすぎてはいけない」の著者である藤田紘一郎先生が書いた記事がありました。この先生は現代の清潔すぎる環境に警鈴をならしている方です。 

 

 

もともと人間は多種の細菌達にまみれながら生活していました。そのおかげで腸内細菌も多様性が維持されていたそうです。それが現在は清潔環境を重視し抗菌グッズや抗生剤を多用することにより、大事な細菌の多様性が失われているそうです。そのため腸内細菌が貧弱となって体調不良や病気の原因となっていると主張されています。 

 

 

藤田先生は、過度の手洗い(毎回石けんでゴシゴシ洗う)や抗菌グッズの使用を止めるように主張されています。確かにあまり清潔に固執することは逆効果かもしれませんね。 

 

 

ただし腸内細菌の問題は、清潔要因だけではなく食事の問題も大きく影響します。特に食物繊維の摂取が非常に重要と言われています(食物繊維が腸内細菌のご飯になるからです)。また腸内細菌については研究が始まったばかりで、どのような状態が理想的なのか、どうすれば良いのかまだまだ分かっていることは僅かです。 

 

 

腸内細菌に関して確実に言えることは、食物繊維や発酵食品をしっかり食べて沢山の便が出るような状態が望ましいという事です。 

この腸内細菌に関しては私も非常に関心を持っていますので、専門の先生の講演を聞いたり著書を読むようにしています。 

またお役に立ちそうな情報があればお伝えしたいと思います。 

ここまでお読み頂き誠にありがとうございました。 

トマトや果物に肺保護作用あり!

2018年01月12日│院長│診療日記

トマトや果物に肺保護作用あり! 

 

先日、興味深い報告を見つけたのでご報告したいと思います。 

2017年に欧州の有名な医学雑誌に投稿された論文ですが、果物とトマトの摂取が肺機能の低下を遅らせる可能性があるというものです。 

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今回の研究の目的は抗酸化作用のある食べ物が、肺機能にどのような影響を与えるのか10年間かけて調べた貴重な報告です。 

肺機能(はき出せる息の量やスピード)は、30歳以降は誰でも経年的に低下はしてゆきますが、喫煙や粉塵などの影響を受けると加速度的に低下してゆきます。そしてある程度悪化してしまうと、息切れや倦怠感などの症状に繋がってきます。 

 

 

この肺機能の低下を防ぐことができるものがあれば素晴らしいですよね。 

 

今回の研究では、生の果物やトマトの摂取が肺機能の低下を遅らせる作用を持っているという結論でした。特にトマトにその作用が強い様です。 

 

 

どのような機序でそのような効果を出しているのかはまだよく分かりませんが、毎日、果物やトマトを食べてゆく事は肺の健康を維持する上でとても重要なようです(禁煙や粉塵吸入の予防が一番大事なのは言うまでもありませんが)。 

 

 

皆様の健康維持にお役立て頂ければ幸いです。 

 

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